LDLコレステロールを下げる 方法3「薬」効果を数字で見よう!
妻:「コレステロール先生、しばらくの間、コレステロールを下げる ため薬物療法を行ってきました。そして、ついにLDLコレステロール(悪玉)が50(mg/dL)下がったんです。もう薬をやてもいいですか?」
Dr.コレステロール:「奥さん、よく辛抱してコレステロールを下げる ために、お薬を飲み続けてこられたんですね。しかし、コレステロールを下げ、動脈硬化による心筋梗塞、脳卒中などを十分予防するためには、これからも薬物療法を続けなければなりません。」
薬を飲み続けることが一番大切
コレステロールを下げる ために薬を飲み続けることは、善玉コレステロール(HDL)や悪玉コレステロール値を適正な値に保つためです。
お薬をやめるならjじきに、元の高いコレステロール値に戻ることがほとんどです。したがって、飲み続けなければなりません。
月単位ではなく、年単位で、コレステロール値を薬で下げる ことを考えておく必要があります。
では実際どれほど、コレステロール値が下がると病気のリスクを減らすことができるのでしょうか?
コレステロール値の低減値と心臓病のリスク低減
総コレステロール値の変化と、動脈硬化や心臓病のリスク低減の関係を示すデータはたくさんあります。
たとえば、心臓病については、以下のようなデータがあります。
善玉コレステロール値(HDL)を3(mg/dL)上げると、心臓病のリスクが約1割下がる。
一方
悪玉コレステロール値(LDL)を50(mg/dL)下げると、心臓病のリスクが約3割下がる。
悪玉コレステロール値を80mg/dLに近づけると、動脈硬化による心筋梗塞などの心臓病のリスクを大きく減少させることができることがよく知られています。
(注意:高血圧、糖尿病などは、コレステロール以外の問題も絡んでいますので、どこまで下げるかは主治医の処方に従う必要があります。)
悪玉コレステロール低減の目標値の目安
お薬で、総コレステロール値を下げる目標値の目安は以下の通りです。
| 患者のタイプ | 悪玉コレステロール(LDL)の目標値 (mg/dL) |
| 動脈硬化症の危険性が低い人 | 160未満 |
| 動脈硬化症の危険性が少し高い人 | 140未満 |
| 動脈硬化症の危険性が高い人 | 120未満 |
| 動脈硬化による心臓病の経験者 | 100未満 |